Detectorはイベントリスナーと同義語です。残念ながら、特定の条件が発生するのを待ち、Node-REDや
OpenRPA
自体にメッセージを発します。
このセクションでは、特定のディレクトリのファイル変更に耳を傾け、新しいファイルが作成されたときにイベントを発生させる、FileWatcher Detector
の作成方法を学びます。この例では、新しいPDF/.pdf
ファイルが
作成されるたびに、ロボットが発火するはずです。
OpenRPAでDetectorを作成する
まず、FileWatcher Detectorを
設定する必要があります。
そのためには、まずOpenRPAのリボン内にある「設定」
バーをクリックする必要があります。
次に、リボン内の「Detectors
」ボタンをクリックします。
その後、「検出器」リボン内の目的の検出器をクリックするだけです。
この例では、使用するDetectorは
FileWatcherDetectorPlugin
です。Detector’sName
– in our caseWindows Automation
as well as thePath
which it will listen to –C:\Usersviere╱Documents╱workflow_example_filesⒸwindows_automation_files
,no quotes. Then set theFile Filter
to*.pdf
– the*
is a wildcard for the filename, that’s, any filename will do.
備考
Detectorが
見つからない場合、インストールされていることを確認してください。疑わしい場合は、インストーラー.msiを
再度実行し、インストール中に含まれていることを確認するだけです。
備考
ワイルドカード(https://ryanstutorials.net/linuxtutorial/wildcards.php)
は、ファイルやディレクトリのセットを定義するパターンを作成するための構成要素のセットです。覚えているように、コマンドラインでファイルやディレクトリを参照するときはいつでも、実際には文字列のパスを参照しています。パスを参照するときは常に、そのパスの中でワイルドカードを使用して、ファイルやディレクトリのセットに変換することもできます。
Node-REDでDetectorノードを設定する。
ここでユーザーは、Node-REDでDetector
ノードを設定します。このノードは、Detectorが
トリガーされたときにNodeRED メッセージの
起点となります。
Node-RED内に新しいフローを作成します。フローはWindows Automation - Workflow Exampleと
名付けます。
次に、検出器
ノードをワークスペースにドラッグします。
検出器
ノードをダブルクリックして、そのプロパティを設定します。ドロップダウン・フィールドに表示される「Detector
」を選択します。さらに、このノードに「Filepath Detector
」などの名前を付けることもできます。フローを整理するために、そうすることをお勧めします。
Node-REDにおけるメッセージ操作
FileWatcher Detector が
起動すると、NodeRED メッセージに
filepath
(作成されたファイルの名前)などの情報が渡されます。
このデータを取得し、ワークフロー起動時の引数として
ロボットに渡すことが望まれます。引数は
msg.payload
オブジェクトを通してロボットに渡すことを忘れないでください。 OpenRPA ワークフローは他の引数を
必要としないので、FileWatcher Detector
ノードを直接ロボット
ノードにプラグインすることが可能です。
OpenRPAのワークフローを呼び出す
ここに、OpenRPAワークフローに変数を渡して実行するロジックがあり、Detectorの
ポジティブシグナルによって起動されます。
ワークスペースにロボット
ノードをドラッグします。このノードによって、Windows 自動化
ワークフローを呼び出すことができます。
もう一度言いますが、ノード名をInvoke Windows Automation Workflowと
適切に命名することをお勧めします。
ワークフローを実行するロボット (または エージェント
)と、実行するワークフロー
の名前(この例ではWindows Automation
)をダブルクリックして指定します。Local Queue
の項目は空白のままでも構いません。
ここで、ユーザーは画面左上の赤い「Deploy」ボタンをクリックして、作成したフローをデプロイする必要があります。
その後、OpenRPA ワークフロー内でCreate Argument
をクリックして新しい引数を定義します。デバッグ
ノードで見たように、渡されるパラメータはfilepath
と呼ばれているので、引数も
全く同じにする必要があります。引数は
入力なので、そのDirectionを
Inに
設定します。
備考
Node-RED の使用を完全に避けたい場合は、先に定義した検出器を含む検出器アクティビティと共に、トライブロックによる無限ループアクティビティ(条件: true=true) を使用することをお勧めします。ユーザーは、Skypeコンタクトに送信されるファイルの固定ファイルパスを
割り当てるために、アクティビティ「Assign」を使用することもできます。ループを使用することで、反復が終了するたびに、ロボットは常に最初に戻り、Detector
がもう一度起動するのを待ち、何か異常が発生した場合には、トライブロックが ワークフローの実行を保証します。