6.1.1.1.1. 仮想クリック

仮想クリックは物理クリックとは異なり、User32.dllを使用してマウスイベントをシミュレートします。仮想クリックを行う理由はいくつかありますが、主な理由は、リソースの消費が少ないことと、エレメントをクリックする方法が高速であることです。mouse_event関数については、こちらのリンク(https://docs.microsoft.com/en-us/windows/win32/api/winuser/nf-winuser-mouse_event)を参照してください。

6.1.2.1. データビュー

DataView Classのページ(https://docs.microsoft.com/en-us/dotnet/api/system.data.dataview?view=netcore-3.1)にあるように、DataViewはソート、フィルタリング、検索、編集、ナビゲーションなどのために、DataTableをデータベース結合可能でカスタマイズしたビューを表します。また、データを格納するのではなく、対応するDataTableの接続されたビューを表します。DataViewのデータを変更すると、DataTAbleも変更されます。DataTableのデータを変更すると、それに関連するすべてのDataViewに影響します。

6.1.2.1.1. DataViewを使ったDataTableのフィルタリング6.1.2.1.

DataViewを使って DataTable内のデータをフィルタリングするには、まず、フィルタリングしたいDataTableの DefaultView属性にSystem.Data.DataView型の変数を代入してください。

その後、DataView変数のRowFilter属性に、適用したいフィルタを代入してください。この例では、"ID > 2“を使って、DataTable内の2より大きいInt32の値をすべてフィルタリングしています。

そして、DataViewが実際にフィルタリングされたことを確認するために、Foreach DataRowアクティビティを使って、DataView内のすべての行を出力しています。以下に例を示します。viewを DataView変数、dtを DataTable変数とします。

images/appendix_b_dataview_snippet.png