2.5.2.1. しかし、消費者とは何でしょうか

コンシューマ」という用語は、文脈によって異なる意味を持ちます。ここでは、コンシューマーとはメッセージを消費するアプリケーション(またはアプリケーション・インスタンス)のことを指します。同じアプリケーションはメッセージを発行することもできるので、同時にパブリッシャーでもあります。この場合、コンシューマーはメッセージ配信のための購読であり、配信が始まる前に登録されなければならず、アプリケーションによってキャンセルすることも可能です。

RabbitMQはメッセージングブローカーです。パブリッシャーからメッセージを受け取り、それをルーティングします。もしルーティングするキューがあれば、それを消費するために保存し、もしあればすぐにコンシューマに配信します。コンシューマはキューからメッセージを消費します。消費するためには、キューが存在しなければなりません。新しい消費者が追加されたとき、キューにすでに準備が整っているメッセージがあると仮定すると、配信は直ちに開始されます。コンシューマ登録時に、対象のキューが空であることも可能です。その場合、新しいメッセージがキューに登録されると、最初の配信が行われます¹。

¹ –コンシューマー(https://www.rabbitmq.com/consumers.html)